私は顕微授精を行って、2回移植をしていています。その時の結果は、1回目は陰性、2回目は陽性でした。
体外受精や顕微授精を行って、ようやくできた受精卵。子宮に戻すときに少しでも着床率を上げたいですよね。
陽性判定だった時と陰性判定だった時それぞれ何が違っていたのか、
- 受精卵(胚)の状態
- 過ごし方
- 基礎体温の比較
- 意識してやっていたこと
を一般的に言われていることと、実際の私の様子をまとめました。
2回目の胚移植で何が決定的に良かったかはもちろんわかりません。
でも『できることはやりたい』という気持ちが私はあったので、同じような気持ちの方の参考になればと思い書いていきたいと思います。
移植した胚の比較
1回目の2回目の移植についてまとめました。
1回目 | 2回目 | |
胚の状態 | 新鮮胚 | 凍結胚 |
胚の成長度合い | 3日目桑実胚 | 5日目胚盤胞 |
AHA | あり | あり |
グレード | 桑実胚になりかけ | 3aa→4aa (AHA後) |
それぞれに関して、一般的にどうなのかという点も併せて書いていきますね。
新鮮胚移植と凍結胚移植
日本産科婦人科学会などのデータでは、
- 新鮮胚移植の妊娠率が20%前後
- 凍結胚移植の妊娠率が35%前後
とでています。凍結胚移植の方が成績はよさそうです。
新鮮胚移植では採卵のためにホルモン刺激を与えたすぐ後に移植します。
一方で凍結胚移植は、一旦凍結させて子宮の調子を整えてから移植をするので妊娠率が高いことが多いそうです。
先生に聞いたところ、人によっては新鮮胚移植の方がよい人もいるそう。なので、移植できるならまず新鮮胚移植をやってみると言っていました。
初期胚と桑実胚と胚盤胞
受精卵にも成長段階によって呼び方が違ったのでまとめます。
- 初期胚…受精後1〜3日後に胚が2〜8つに細胞分裂したもの
- 桑実胚…4日目で胚盤胞の前の段階の受精卵
- 胚盤胞…5日目以降の初期胚から成長した受精卵
私の場合採卵後に卵巣の腫れなどもなかったので、1つは新鮮胚移植で移植。
残りを胚盤胞まで育てて凍結しようという流れでした。3つのうち1つが胚盤胞まで育ち、それを凍結し2回目の移植で戻しました。
初期胚のグレード
それぞれ初期胚と胚盤胞でグレードのつけ方が違います。
初期胚の場合は、細胞分裂の際に均一にきれいに分裂できたものからグレード1~5までに分類されます。(数字が小さいほうが良い)
グレード3までが妊娠の可能性が高いので、移植に使用されることが多いです。
ちなみに私の新鮮胚移植で使用した受精卵は3日で桑実胚になりかけまで成長していたので、グレードがわかりませんでした。
ただ、新鮮胚移植の時にグレードの良いものから戻すということだったので、4つあった受精卵のうち一番よい状態のものだったことには間違いありません。
胚盤胞のグレード
胚盤胞のグレードでは『3AA』のように数字とアルファベット2つの組み合わせになります。
初期のものがグレード1、胞胚腔の広がりが進むにつれて2、3、4とグレードが進み、グレード6は着床寸前の状態です。
さらに『内細胞塊』と『栄養外胚葉』の状態によってA〜Cに細分類します。
- 内細胞塊…将来胎児になる部分で、大きく鮮明であるほど良い
- 栄養外胚葉…将来胎盤になる部分で、大きさが均等で数が多いほど良い
先ほどの数字と合わせて、数値が高くよりAAに近いものが質の高い胚盤胞です。基本的にグレード3以上、その中でも3BB以上は良好胚で移植の対象になっているようです。
胚盤胞で凍結できた胚は、初期胚の段階では『グレード3』でしたが凍結するときには『3aa』になっていました。
陽性判定の時の基礎体温と過ごし方の比較
移植後、陽性判定をもらった時と陰性だった時の基礎体温や過ごし方に関してそれぞれ詳細はこちらにまとめています。
まとめると
1回目陰性 | 2回目陽性 | |
過ごし方 | 普段以上にアクティブ | 普段通り |
基礎体温 | 36.8℃付近が多い | 36.9℃を超えている |
薬 | ワンクリノン膣剤(1回/日) デュファストン エストラーナテープ2枚ずつ |
ルティナス膣錠(3回/日) エストラーナテープ2枚ずつ |
過ごし方に関して
1回目の移植はライブに行ったり、ディズニーランドに行ったり普段以上にアクティブに過ごしていました。
2回目の移植後は、特にイベントもなかったので基本的に、会社でも家でも大人しくしていました。
そして、こちらを読んでいただいてもわかるかと思いますが、基本的に陽性の時にもあまり症状はなく、ダメかもと少し思っていました。
基礎体温の違い
体温にもかなり違いがあり、2回目の陽性判定をもらった時には36.9℃近くをキープしている感じでした。
基礎体温グラフを比べてみるとこちら
陽性判定の時は、高温が安定している感じでした。
薬に関して
1回目は自分でホルモンは出していて補足的に、ホルモン充填の薬を使用していました。
2回目の移植の際にはホルモン充填周期だったこともあり、移植前から自分のホルモンをコントロールして完全にストップさせて、薬で充填しています。
薬に関しては使用しているものが違いますが、どちらが良い悪いということはなさそうだったので、病院の指示に従いましょう。
2回目は完全にホルモンを充填しているので、ホルモン供給?が安定していたのもよかったのかもしれませんね!
使用していた薬に関してはこちらにまとめています
【20代の不妊治療】膣剤の注意点!ワンクリノン膣用ゲルを使用してみて
【不妊治療体験談】エストラーナテープが剥がれて失敗!その対策は?
陽性判定前の生活で意識したこと・変えたこと
2回目の移植の前に生活の中で『意識していたこと』や『変えたこと』はこちらです。
- コーヒーをカフェインレスに変更
- 漢方(当帰芍薬散)を飲む
- 普段の飲み物はルイボスティーを飲む
- 腹巻の着用
- 移植後のジンクスをやる
胚移植前にはコーヒーをカフェインレスに
普段、朝昼と1日2杯くらいコーヒーを飲んでいるのですが、その飲んでいるコーヒーをカフェインレスに変更しました。
1日目は、カフェイン断ちの影響なのか頭痛と眠気に悩まされましたが、2日目以降にはすっかりなくなりました。
その時、飲んでいたのはこちらのUCCのコーヒーです。
カフェインレスコーヒーにしては、味も美味しくて気に入っています。
スティックタイプも会社で飲む際の持ち運びに便利です!
当帰芍薬散を飲む
1回目の移植が終わってから1か月お休み周期を入れていますがその時から『当帰芍薬散』という漢方を飲み始めました。
私にはすごく身体に合っていたのか生理周期も正常になったりいい効果があったので飲み続けていました。
詳細はこちらに書いています>>【20代の不妊治療】当帰芍薬散1ヶ月摂取した効果、副作用や費用まとめ
ルイボスティーを飲む
普段飲む飲み物としては『ルイボスティー』を飲むようにしていました。
普段から飲むようにするため、少し面倒ですが煮だして出すタイプを使っています!
面倒な方は少しお値段かかりますが、伊藤園からペットボトルタイプもでているのでまとめ買いすると少しコストを下げられます。
腹巻の着用
2回目に移植をしたあとはずっと腹巻をしていました。夏なので抵抗がありましたが冷やさないように気を付けていました。
途中からTwitterのフォローワーさんに『シルクふぁみりぃ』の腹巻が良いと聞いて購入して使用していました。
▼使いやすい色味の3色購入
夏なのでべたべた熱いと嫌だと思っていましたが、さらっとした肌触りでした。
また、縦の幅が結構あるので胸の下から子宮下までカバーできるため守られている安心感があります。
胚移植後のジンクスをやる
胚移植をしたあとに陽性判定をもらえるジンクスがあると聞いたので、2回目は実施しました。
- マックのポテトを食べる→実施
- パイナップルを食べる→実施
- 渡り蟹のパスタを食べる→×
ジンクスが良かったかはわかりませんが、神頼みも1つしておいて損はないかなと思いすがっておきました。
その時の話はこちら>>【移植2回目】凍結胚移植(胚盤胞移植)の当日体験談とジンクス
まとめ
判定結果による違いをまとめましたが、いかがでしたか。
あくまで私の場合ですが、胚移植までいったら期待も大きくなるのでやれることがあればやりたいですよね。
1回目の移植はうまくいかず、2回目を迎えるにあたり私自身が『胚移植後 過ごし方』『グレード 妊娠率』などでよく検索していたので今回まとめてみました。
同じように悩んでいる方の参考になれば嬉しいです!!
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