私の夫が2019年5月に両側の精索静脈瘤の手術を受けました。
術後の回復までには3か月ほどかかるということで、これまで経過待ちでした。
そして、ついに術後初めての精液検査をして結果が戻ってきたので報告したいと思います!
- 術後の検査
- 通院頻度
- 費用
- 3か月後の結果
に関してもまとめていきます。
これから精索静脈瘤の手術が必要で迷っている方の参考になれば嬉しいです!
精索静脈瘤の手術を受けるまでの経緯
精索静脈瘤の手術を受けるまでの経緯も簡単におさらいしていきます。
まず、我が家が妊活に取り組むも全然授からないことを疑問に思い、不妊治療専門クリニックに通院をはじめました。
そして男性不妊だと分かったのは2018年11月でした。
男性不妊の発覚>>不妊検査②…卵管通水検査かと思いきや男性不妊?
その後、2019年1月に泌尿器科を受診して『精索静脈瘤』が原因であることがわかります。
この時は3ヵ月間、漢方で様子を見ようということでした。
しかし、そんなに待っていられなかった私は並行して3月に採卵、顕微授精を実施しました。
その連日の注射と採卵に心が折れ(採卵の2回目をやりたくなかった…)、漢方の結果を待たずに夫を説得し手術に踏み切ります。
病院もいろいろ調べて保険適用で比較的費用面がかからない病院を探しました。
【20代の不妊治療】精索静脈瘤の手術を受けるまで~夫の説得・病院選び~
そして、実際に手術を受けたのが5月中旬になります。
【20代の不妊治療】男性不妊の原因、精索静脈瘤の手術体験談(費用)
おさらいはこれくらいにして本題に入っていきますね!
術後の通院と術後の検査費用に関して
一般的に精子は3か月のサイクルでできているそうなので、手術を終えてから3か月間は術後の経過観察期間でした。
▼通院頻度と費用はこのような感じです
月 | 術後 | 内容 | 費用 |
5月 | 1週間後 | 超音波検査 | 1,310円 |
6月 | 1ヵ月後 | 血液検査 | 3,200円 |
1.5ヵ月後 | 血液検査の結果 | 380円 | |
7月 | 2ヵ月後 | 超音波検査 | 1,420円 |
8月 | 3ヵ月後 | 精液検査・血液検査 | 25,920円 |
9月 | 3.5ヵ月後 | 検査結果受取り | 1,420円 |
合計:33,650円
6月の通院の血液検査は普通はないのですが夫はちょっとやらかしたので、そのことを紹介しますね。
精索静脈瘤の手術の影響(盲点)
丁度、手術の1週間後くらいに夫の会社では健康診断がありました。
例年特に異常はなかったのですがなんと血液検査の結果、肝機能の項目で引っかかりました。
知らなかったのですが手術を受けたばかりだと、体の治癒力が働いたり、使用した麻酔などの影響で血液検査の結果に影響を及ぼすこともあるようです。
血液検査の結果を病院で伝えたところ、念のため追加で血液検査を行うことになりました。
その分、6月に余計な費用と通院が増えていました。笑
結果、6月の血液検査では時に問題なかったので、やはり手術の影響でした。
精液検査当日のこと
手術から3か月後に予約を取り精液検査を行いました。
Halo sperm testとクルーガーテストもオプションで付けていたため、検査結果は2週間後に受け取ることになりました。
Halo sperm testとクルーガーテストの詳細はこちらにまとめています>>【男性不妊の治療記録】Halo sperm testとクルーガーテストの結果
血液検査も併せて行いました。
お会計
- 血液検査(ホルモン値検査):4,320円
- 精液検査(自由診療):21,600円
Halo sperm testとクルーガーテストを受けなければ、保険適用で精液検査ができるのでもっと安くなります。その場合、ホルモン値検査も保険適用になるそうなので、ここは費用を抑えることができるポイントです。
精液検査結果
お待ちかねの精液検査の結果を発表します!
初回と手術直前の結果と合わせて載せますね。どんっ!
初回 | 前回 | 今回 | |
日付 | 2018年11月 | 2019年5月 | 2019年8月 |
精液量 | 2.4ml | 2.4ml | 2.8ml |
濃度 | 500万/ml | 2740万/ml | 4,780万/ml |
運動率 | 10% | 37% | 36% |
正常形態率 | 40% | ‐ | – |
運動精子数 | 120万 | 2,433万 | 4,818万 |
基準値 | 今回 | |
精液量 | 1.5ml | 2.8ml |
濃度 | 1500万/ml | 4,780万/ml |
運動率 | 40% | 36% |
正常形態率 | 4% | 4%未満 |
運動精子数 | 2,000万以上 | 4,818万 |
運動精子数2,000万以上で自然妊娠が可能なので、術後の結果としてはよかったといえます!
ちなみに術前でも数値が爆上がりしていたのは漢方のおかげです。
詳細はこちら>>【精索静脈瘤】漢方(桂枝茯苓丸)3ヵ月摂取で改善!!
運動率に関して
よく見ていただくと分かりますが、運動率のみまだ基準値以下です。
この点に関しては、夫は仕事の関係で南米出張のために、7月頃からありとあらゆる予防接種(黄熱病・狂犬病etc…)を打っていました。
黄熱病などは打った後に多少だるさや軽い発熱があるような生ワクチンであったりするので少なからずそれが影響している可能性を指摘されています。
なので、ひとまず12月に再検査になりました。
夫からのコメント
手術後は漢方も飲んでいなかったので、『これは実力!』と、この改善具合に喜んでいました☺
改善している自信が本人にあったそうなので話を聞いてみたところ、粘度が術後は全然違うということでした。
と言葉を残していきました。
精索静脈瘤の手術後のまとめとメッセージ
精索静脈瘤の手術を受けて3か月後の結果は、『自然妊娠可能なレベルまで改善』です!
私は待ちきれなかったのもあり、先に採卵・顕微授精・胚移植というステップを踏み無事妊娠に至っています。
しかし、例えば結婚式前とかで時間に余裕があれば、先に手術を受けてもらってその経過を待ってから妊活に取り組む方が肉体的にも、金銭的にも優しいと思います。
今回のことで、精索静脈瘤による男性不妊の場合は、改善する可能性も十分あることがわかりました。
結婚式までは妊活しない方こそ、婚約した時点で一度お互い検査を受けることをお勧めします。
妊活を始めてからは、次の排卵の1か月を待つことや、風疹抗体を打って2ヵ月待つことすら焦りからじれったくなってきます。
そんな中、精索静脈瘤の手術で術後3ヵ月待つことは苦しいです。
何度も言いますが、余計な時間や神経やお金をすり減らすことがないように、経験者として早めの検査をお勧めします。
さらに3か月後の結果はこちら>>精索静脈瘤の手術から半年!男性不妊は改善した?
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