妊活を初めて半年が経過し、なかなか妊娠しないことに疑問を持った18年11月。精液検査をしたところ、精子の量が少ない『乏精子症』と精子の運動率が悪い『精子無力症』の診断を受けたその後の治療のお話です。
なんと、その後の男性不妊も扱う泌尿器科で行った超音波検査で精索静脈瘤が発覚!
今回は精索静脈瘤が発覚するまでのお話をまとめました。
▼男性不妊が発覚するまでのお話
【20代の妊活】精液検査の再検査(検査結果あり)
不妊治療専門病院での診断はいきなり『顕微授精』
かかっていた不妊治療専門の病院では、男性不妊が分かった際に、特に男性側の治療をするように促されることはなく、すぐに顕微授精に行きましょうという診断でした。
私も夫も28歳で、まずはタイミングや人工授精かな~などと思っていたら治療のスタートはラスボスからでした。
主治医には何も言われませんでしたが、いろいろ調べていく中で顕微授精をするにしても精子の質は重要であると思ったので、原因を探るべく男性不妊の治療を行うことにしました。
泌尿器科を受診
男性不妊を扱っている病院を探しているなかで、インスタグラムで同じような男性不妊で悩んでいる方にDMを送ってみたところ、いくつか病院を紹介していただけました!良い方❤
▼そのなかでこちらの病院にお世話になることにしました。
男性不妊を扱う元町宮地クリニック受診1回目:検査内容
旦那の仕事の都合もあったので、年末に電話で予約をして年明けに行ってきました。その間には、亜鉛とマカとDHAのサプリを飲んでもらっていました。
1回目診察内容:精液検査、血液検査、尿検査、触診
精液検査
病院で行う精液検査は3回目になります。
精子数は基準値くらいまで回復してましたが、やはり運動率は10%程度。さらになぜか奇形度が大幅に悪化してました。
夫曰くですが、病院の先生が結構おちゃめな方で、前に進んでいかない精子の様子を先生自身が体で表現してくれたそうです。笑
その場でぶるぶる震えているような動きだそうです。笑
▼イメージ
また飲んでいたサプリの中で、人によってはマカが悪影響な場合もあるのでやめてみてもよいというアドバイスをいただきました。
保健適応外で\7,000!
血液検査、尿検査
ホルモン値に異常がないか確認するために行う検査です。結果が出るまで2週間ほどかかるそうなので次回結果を聞くことになりました。
不妊ホルモン(6種)¥15,000
検尿・尿検査 ¥1,500
触診
睾丸をギュッと握られるような感じで、精索静脈瘤などの悪い部分がないか見てもらったそうです。
一応所見では悪いところはなさそうということでしたが、詳しく超音波などで見てみないとわからないということだったのでこれも次回のホルモン値の結果を聞く時にしらべることになりました。
お会計は初診料5,000円込で、全て自由診療なので28,500円でした!
現金のみなので多めに持って行くことがおススメです。
男性不妊を扱う元町宮地クリニック受診2回目:検査内容
2週間後くらいにもう一度来てということだったので、予約して再診しました。
2回目診察内容:血液検査結果、超音波検査
血液検査結果
心配していた男性ホルモンなどの値はなにも問題ありませんでした。
陰嚢部超音波検査で精索静脈瘤が発覚
待ちに待った(?)超音波検査です!この検査で精索静脈瘤かどうかわかります。私も気になってしょうがなかったので、速報で結果をもらいました。笑
その結果、左側は問題なし。
ホッとしていたらなんと、
右側がグレード2~3の精索静脈瘤でした!!
精索静脈瘤の90%は左側に発生するということだったので、左側が問題ないと聞いて私はホッとしてしまいましたが、まさかの右側。
右側が精索静脈瘤になる方は、2~3%ほどだそうです。いつにも増してなかなか引き当ててくる男です。
ちなみに精索静脈瘤とは…
精巣から心臓へ戻るべき血液が静脈内で逆流することで発症し、こぶの様になってしまうものです。これによって、精巣内の温度が上がることで、精子にダメージを与え、乏精子症や精子無力症を引き起こす原因になっているそうです。
自然治癒することはなく、精子のDNAにダメージを起こすことも知られています。
超音波検査料:¥12,000
お会計¥17,500(再診料:¥3,500、院外処方料:¥2,000込み)
漢方処方
ひとまず、『柴桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)』という漢方を1か月間飲むことになりました。これは、精索静脈瘤と診断をうけまず一番最初にとりあえず飲み始めるものだそうです。
血の滞りを改善させる漢方ということなので、ひとまず期待していきたいと思います!
お会計:\3,400
▼桂枝茯苓丸の成果がでたので追記(2019年5月)
【精索静脈瘤】漢方(桂枝茯苓丸)3ヵ月摂取で改善!!
精索静脈瘤発覚後の男性不妊の治療方針
年齢や状況にもよるかもしれませんが、私自身は特にホルモン値やAMH値などにも年相応くらいだったため、ひとまずお互いの年齢的(28歳)に漢方で様子を見ることになりました。
くらいの感でした。
ちなみにこの病院では、顕微鏡下精索静脈瘤手術は全身麻酔の日帰り手術で保健適応外でざっくり説明された感じでは40万円程という感じでした。
病院によるところもあると思いますし、2018年4月から顕微鏡下精索静脈瘤手術は保健適応になったというのも見かけたのでもう少し詳しく調べる必要がありそうです。
とりあえず漢方と精子力向上のためにビタミンEのサプリを摂取してもらって経過を見たいと思います。
サプリについての検討はこちら>>【男性不妊をなんとかしたい】精子の質をあげるためのビタミンEサプリメントを比較しました
精索静脈瘤の手術に関して
結局3ヶ月後に手術をしたのでその時のお話はこちらになります
【20代の不妊治療】精索静脈瘤の手術を受けるまで~夫の説得・病院選び~
【20代の不妊治療】男性不妊の原因、精索静脈瘤の手術体験談(費用)
男性不妊の悩ましい点
男性不妊で私が感じたお悩みポイントです。
- 術後の回復はいつまで待てばよい?
- 回復したとて妊娠できるかとは話が別。他の要因もあるかも?
- 結局、顕微授精をやるのでは?
まず、仮に手術をした場合には術後の精子の回復には3ヵ月ほど必要なようです。また、3ヵ月たったからといって全ての人が改善するわけではないという点が気になりました。
また、仮に術後に自然妊娠可能なレベルまで回復したところで、妊娠できるかとは別の問題である点です。
世の中には原因が見つからない不妊の方がたくさんいるということを知りました。むしろ、原因があった方が思い切って高度医療を受けて早く子供ができるなんているような話も聞いたことがあります。
結局顕微授精をやる必要があるのではと思うと、少しでも若いうちにやるべきなのではないか、ということや、かといって精子の状態があまりよくない状態でやっては結果があまりよくないかもしれない、など悩みが尽きません。
妊活は年齢との勝負なところもあるので、いったいどこまで待って、どこで見切りをつけなければいけないのかという点は悩ましいと感じました。
色々悩んで考えて頑張っていきたいと思います。
これまでの治療はこちら>>【20代の不妊治療】これまでの妊活と治療まとめ
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