こんにちは、ちみみ(@memolanever)です。
私は不妊治療をしています。不妊治療で色々な注射や薬を使ってきました。
これまでの治療のまとめはこちら>>【20代の不妊治療】これまでの妊活と治療まとめ
自分が採卵周期に入る時に、いろいろ気になって実際に治療をしている人のインスタグラムやブログを見ていました。すると人によって、HMGテイゾー、HMGフェリング、HMGフジ、ゴナールエフなど様々な注射の名前が出てきて、
となっていました。
不妊治療の病院ってあんまり薬の内容まで詳しくは教えてもらえないんですよね。
『卵を大きくする薬です』とか『排卵を抑える注射です』とかは教えてくれま。でも卵巣を刺激する注射がこんなに色々あるのに、それは何が違うのか、どう選んでるかとかは特に説明がありません。
聞けば教えてくれるのかもしれませんが、お医者さんが忙しそう…で。
そんな聞けないあなたのために、お医者さんに聞けない代表のわたくしちみみが一生懸命調べたので、まとめたいと思います。
- 卵巣刺激の注射って何が違うのか知りたい
- 不妊治療中で自分の注射がどういうものか気になる
卵巣刺激の注射の種類
卵胞を育てる注射には大きく分けて2種類あります。
- hMG製剤
- FSH製剤
この2つです。この中にもいくつか種類があって、含まれているホルモンの割合によって名前が違うようです。
簡単な表にまとめてみました。
主な商品名 | 特徴 | ||||
hMG製剤 | HMGテイゾー | FSHとLHの両方が入っている。FSH,LHを大量に含む閉経期の女性の尿を高度に生成した生物由来製剤。FSH:LH=1:1~3:1。筋肉注射。 | |||
フェリング | |||||
HMGF | |||||
FSH製剤 | ゴナピュール注用 | hMGと同じ生物由来だがLHは大部分が取り除かれ、ほとんどがFSHだけ。LHは自分のホルモンで足りる若い人向き。 | |||
フォルモリンP注 | |||||
フォリスチム | 遺伝子工学の技術で作られた純粋なFSH。LHは自分のホルモンで足りる若い人向き。ペン型の注射器が用意されている。卵巣の腫れを起こしにくい。 | ||||
ゴナールエフ |
(不妊治療を考えたら読む本から抜粋)
注射の説明はこちらの本を参考にしています。
よく聞いていた注射の名前は商品名でした!
自己注射でペンタイプがあるのはこのゴナールエフ・フォリスチムだけです。卵巣過剰刺激症候群のリスクも低く、自宅で簡単にできていいのですが、お値段がめちゃめちゃ高いです。
どの病院でも、自己注射にする場合はペンタイプよりもシリンジタイプ(普通の注射)の方が安いです。病院でやってもらうのと、シリンジタイプで自己注射ではそんなに値段が変わらないです。
費用の高い順で行くと、ペンタイプ自己注射>病院=シリンジタイプ自己注射です。
HMG注射痛み
HMG注射は筋肉注射です。インフルエンザの予防接種と同じで、痛いです。
病院で打ってもらう場合には、打つ場所は腕かお尻か選べることが多いです。
看護師さん曰く、一般的にはお尻の方が痛みが少ないそうなので、痛みに弱い方はお尻をおススメします。
私は怖くてお尻にしかうったことがありません。腕だと痛くて上がらなくなることもあるとかないとか…。
そしてHMG注射を打った後には、よく揉むように指示があります。
揉んではいけない注射もあるので、説明はよく聞いておいてください!
卵胞刺激の飲み薬
私は卵巣刺激の時に、注射と飲み薬も併用していました。飲み薬にもいくつか種類があったので特徴をまとめました。
主な商品名 | 一般名 | 特徴 | |||||
クロミッド | クロミフェン | 脳の視床下部に作用し、FSHとLHを多く分泌させる。卵胞を育てて排卵に導く。LHサージが起きにくい。子宮内膜ができにくくなる。 | |||||
セキソビット | シクロフェニル | 脳の視床下部に作用し、FSHを分泌させ、卵胞を発育させる。子宮内膜が薄くなる副作用が少ない。 | |||||
フェマーラ | レトロゾール | エストラジオールを作る酵素を阻害し、エストラジオールの産生を抑えることで、FSHの分泌を促し卵胞を発育させる。子宮内膜への影響は少ない。 | |||||
アリミデックス |
病院によっては商品名でよばれていたり、一般名で呼ばれているようだったので両方書きました。
飲み薬は、注射のようにホルモンを直接入れるのではなくて、脳に作用させてホルモンを自分で出させるものになります。
おわりに
なんとなく言われるがまま、知らずに使ってたなーというのもあるのではないでしょうか。
お医者さんを疑うわけではありませんが、自分で理解して治療を受ける方が納得感もあるかなと思い今回まとめました。