20代ですが夫の男性不妊(乏精子症・精子無力症)により顕微授精という不妊治療をして授かりました。
今や女性でも正社員として普通に働いている時代なので、フルタイムで勤務していると『仕事と不妊治療の両立が可能なのか』という点は気になりますよね。
実際にフルタイムで働きながら採卵、胚移植を経験して
- 治療の通院頻度
- 働きながらの通院のこと
- 相談方法
を、私の体験談をベースにまとめました。
これからフルタイムで働きながら高度不妊治療を検討されている方の参考になれば嬉しいです。
私のフルタイム勤務の内容
フルタイム勤務といっても、職種や仕事内容、勤務状況によっても変わってくると思うので参考にしやすいように私の仕事に関しても書いておきます。
- 入社3年目(転職)
- 9:00-17:30勤務(フレックスなし)
- 内勤:基本的にデスクワーク
- 2月に1回くらい出張あり
- 自分で進められる仕事が多い
- 女性が多い(7割女性)職場
- 上司は2月まで男性(子なし)、3月から女性(子持ち)
- 病院は午前は10:00~午後は18:00まで
- 病院は木/土の午後休み、日祝休み
不妊治療の通院頻度
仕事と治療の両立ができるかどうかは『治療の段階』と『通院頻度』が大きく影響してきます。
タイミング法、人工受精の場合
タイミング法、人工受精の場合は通院頻度はそれほど多くなく、
排卵周期が安定していたり大まかなタイミングは把握できていれば、排卵前に1~2回の受診になります。
卵胞の成長具合をチェックしたり、場合によっては注射を打つ方もいるため、排卵前には多くて2日に1回くらいの通院が必要な方もいます。
私の場合は、男性不妊がすぐに分かったため『タイミング法』『人工受精』は飛ばして、初めから高度不妊治療(顕微授精)になりました。
体外受精・顕微授精の場合
採卵を伴う体外受精や顕微授精になると、仕事をどうするか考え始める人が出てきます。
それもそのはず、採卵の前にはかなり頻繁な通院が必要になります。
通院スケジュールの詳細はこちらに書いていますので参考にしてください。
採卵の時のこと>>【20代の不妊治療体験談】アンタゴニスト法による採卵!気になる費用や副作用は?
採卵の当日は休むにしてもそれまでに、平日何度か半休や時間休など仕事を調整する必要があります。
またその後の、胚移植の前にも通院が必要です。
薬を使って完全にコントロールする場合には通院回数も減らせますが、自然周期の場合は人工受精と同じように卵胞を確認しながらになるため通院回数は多くなります。
胚移植の通院に関してはこちら>>【20代の不妊治療】凍結胚移植の移植日決定!通院スケジュールや薬について
体験談:不妊治療の通院方法
私自身の体験談になります。
まず私が初めに不妊治療を始めた際の検査段階では、平日はいけないので基本的に土曜日に病院に行っていました。
上司への相談
顕微授精をする必要があるとわかった時には、さすがに連日半休を取るわけにはいかなかったので上司に相談しました。
伝えたいことや相談内容は事前に紙にまとめていました。
- 不妊治療をしていること
- 簡単な治療の内容
- 治療に必要な通院回数の目安
- 病院に行くために会社を出たい時間
- 治療が長期化する可能性もあること
- 同僚への伝え方
私の場合は恵まれていて、上司が前の部下にも不妊治療をしていた人がいたそう。
そのため治療内容や必要な通院頻度もある程度わかってくれていました。
そのため話も早く、会社ではフレックスタイムが認められていませんが上司の裁量で融通を聞かせてもらうことができました。
同僚への告知
もう1つ同僚への告知についてですが、これも上司の配慮がありました。
『体調不良で通院の必要がある。』
と同僚には、伝えることになりました。
おかげでデリケートな内容ですが、同僚には知られず通院することができました!
治療と仕事を両立するために
治療と仕事を両立するために必要なことは、通院時間の確保です。
通院時間を得るためには働き方を変える必要もあるため、上司の協力を得ることは必須です。
また、普段から真面目に勤務して信頼関係を築いておくことももちろん大切です。
時間帯も不規則になる分、会議の融通をつけてもらったり、誰かに交代してもらう場面もでてくるので感謝なども忘れずに!
まとめ
周りの協力を経て配慮があっても、仕事と通院を両立することは精神的にも体力的にも厳しい時はあります。
それでも、仕事をしていて気分転換になるときもあるし、体外受精や顕微授精の治療費は莫大で、治療を続けるために財源を確保することも大切です。
周りのサポートが受けられるよう、まずは一人で悩まず相談してみましょう。
皆さんが希望通りな結果になりますように。
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