妊娠中に鼻血がでやすくなり、放っておいたら妊娠後期には毎日鼻血が出るようになってしまいました…。
しばらく様子見でしたが、あまりに鼻血が出て生活に支障がでたため意を決して、耳鼻科に行ってきました。
- 妊娠してから鼻血が出るようになった方
- 妊娠中に耳鼻科に行こうか迷っている方
- 妊娠中に病院に行くのに抵抗がある方
の参考になればと思い、私の体験談をまとめたいと思います。
妊婦が鼻血が出やすい原因
そもそも私は妊娠前に鼻血とは無縁でした!
アレルギー性鼻炎を持っていましたが、鼻は詰まることがあっても鼻血が出るということはありませんでした。
ところが、妊娠して安定期に入ったあたりに初めて鼻血が出るように。
驚きましたが、産婦人科医の先生に相談したところ妊娠中には
- ホルモンバランスの変化によって鼻の血流が増加する
- 鼻に限らず粘膜が腫れやすく出血しやすくなる
- 血流が増加する
というような変化によって、鼻血が出やすくなるとのこと。
さらに、
とその時言われました。
どうにもならないなら、鼻血が出ると驚きますが、痛いわけでもないのでとりあえず様子見で過ごしてました。
妊娠後期に連日の鼻血を経験
鼻血が出るようになってから、のんきに様子を見ていたらどんどん鼻血が出る頻度が上がってしまいました。
気付くと妊娠後期になるころには、毎日鼻血が出るように…😢
妊娠後期になりお腹も重くなった寝苦しさに加え、鼻血による鼻詰まりも悪化し睡眠環境は悪化しました。
さすがに生活に支障が出てきたので、産婦人科ではあまりお勧めされなかった耳鼻科を受診することにしました。
妊娠中の鼻血で耳鼻科を受診した診断結果
かかりつけの耳鼻科にを受診し、
- 妊娠中であること
- 妊娠後期になり毎日鼻血がでて困っている
ことを伝え、検査が始まり鼻の中にカメラを突っ込まれ何枚か写真を撮りました。
その結果、鼻血がよく出る方の鼻の中に『大きく腫れ上がったこぶのような腫瘍ができている』ことが分かりました。
腫れている部分に血管が集まっているため、少しでも鼻をかんだり、こすったりして刺激を与えてしまうことでドバっと鼻血が出るということでした。
原因が分かったところで治療に入りました。
妊娠中に耳鼻科で行う治療
初診当日の妊婦の鼻血治療
まずは腫れているので、洗浄液と噴霧式の薬のようなもので鼻の中の腫れを鎮める処置をしてもらいました。
鼻と喉はつながっているので、鼻の中に噴霧された薬はどうしても喉の方に集まってきてしまいます。
口の中にたまって困っていると、『飲んでも大丈夫だよ』ということで飲み込みました。
正直薬といわれていて飲みこむのは抵抗があったので、この時口から出してもいいか聞けばよかったと少し後悔しました。
その後、噴霧式の薬を10分程吸引して治療は終了しました。
妊娠中なので服薬は避けて、塗り薬と噴霧薬を処方してもらいました。
まさかの今後の鼻血治療『血管を焼く』
これでめでたしめでたしかと思いましたが、この治療には続編があるということを帰り際に先生から伝えられました。
次回1週間~2週間後に来れるか聞かれ、
といわれました。
…衝撃でした。本来は、初診であっても鼻血が出ないように『血管を焼く』という処置が入るそうです。
ただの鼻血と思っていたら、まさかそんなことするまでに悪化していたとは。
恐る恐る痛いか聞いてみたところ、
とのこと。
産婦人科医には特に何もやってもらえないよといわれて、たかが鼻血と思って受診しただけに、いろいろと衝撃でした。
とりあえず里帰りも迫っているので、もう一回受診するかは塗り薬と点鼻薬で様子見です。
妊娠中に耳鼻科で治療してもらった効果
治療の効果に関しては、その日の夜は鼻血も鼻詰まりもナシで寝ることができました!
しかし、翌朝鼻血は触らないように意識し始めたので、出ませんでしたが鼻づまりはまだありました😢
妊娠中に鼻血を悪化させないための注意点
今回かなり悪化していたため鼻の血管を焼くということをしなくてはいけない事態になりました。
そこまで悪化させないために、先生に日頃の注意点を聞いたところ
- 鼻をかむときに強く抑えすぎない
- 血が出た時も強く抑えない
- 鼻血が1回でたあと血が鼻の中で固まって気になるかもしれないけど触らない
ことが悪化させないポイントということでした。
特に
- 慢性アレルギー性鼻炎をもっている方
- 花粉症の方
は、悪化しやすいので上記のことを気をつける必要があるそう。
妊娠中に耳鼻科で処方してもらった薬
耳鼻科で処方してもらった薬はこちらです。
- メサデルム軟膏0.1%(塗り薬)
- アラミスト点鼻液(点鼻薬)
妊娠中に使用できるのか薬剤師さんに確認したところ、
とのことでした。
なんとなく、歯切れが悪いというか気になったので帰宅後に自分でも薬について調べてみました。
メサデルム軟膏
メサデルム軟膏は『ステロイドホルモン剤』と記載があったので、気になって自分でも調べてみたところ
【妊娠・授乳】
妊娠中は、飲み薬よりも安全な外用薬が用いられるものです。ステロイド外用薬の一般的な用法・用量でしたら、体内への吸収量は無視できるほどで、おなかの赤ちゃんに影響することもありません。ただ、万全を期すのであれば、長期にわたる大量使用は避けたほうが無難です。長期とは数カ月以上、大量とは両腕全体への使用あるいは1日に10gチューブを使い切るような量です。それ以下の通常の範囲でしたらまず心配いりません。参考:http://www.interq.or.jp/ox/dwm/se/se26/se2646726.html
微量であれば大丈夫そうだったので、腫れが治まるまで使用しようと思いました。
アラミスト点鼻薬
こちらも、お薬ガイドを調べてみました。
妊婦、産婦、授乳婦等への投与
妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。[グルココルチコイドは実験動物で催奇形性を示すとされているが、本薬を吸入投与したラット(91μg/kg/日まで)及びウサギ(8μg/kg/日まで)において催奇形作用はみられず、ラットの出生前後の発生に影響は認められていない。なお、高用量の吸入曝露により、ラットの胎児において低体重に関連した胸骨の不完全骨化の発現率増加がみられ、ウサギでは流産が認められている。]
参考:https://www.kegg.jp/medicus-bin/japic_med_product?id=00067923#00067923-001
と思うほど、注意書きが怖すぎました!
主な副作用には『鼻血』とも書いてあったので、こちらは心配になったので使用はとりあえず控えて産婦人科で確認してからの使用にしたいと思います。
妊娠中の鼻血で受診した耳鼻科の治療費・薬代
今回の妊娠中の耳鼻科を受診した費用の合計は
- 治療費:3,180円
- 薬代:880円
合計:4,060円
でした。
妊娠中の鼻血で耳鼻科を受診してみてまとめ
あまりにも毎日鼻血がでるので、耳鼻科に行き治療を受けた結果
- 鼻の中にいぼ(腫瘍)ができていて、そこに触れることで鼻血がでる
- いぼは麻酔をかけて焼いて処置をする
- もらった薬は妊娠中に不安なものがあるので産婦人科で確認してから使う
という、自分で予想していた以上の治療になりました。
麻酔や薬の面で不安もあるので、ひとまず塗り薬で様子をみて次の妊婦検診の時に相談してから、その後の治療は考えようと思います。
妊娠中に病院に行ったり薬を使うのに抵抗があり病院に行くのが嫌かもしれませんが、悪化したら大変です。
1つ全妊婦さんにお伝えしたいことがあるとすれば
以上です。
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