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【失敗したこと】第二新卒での転職を考えている方に

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私が新卒で入った会社を1年半でやめて転職したときの話です。

個人的には失敗したな、という思いが強いので早期で第二新卒で転職しようか迷っている方には1例として参考にしていただけたらと思います。

新卒で就職したときのスペックと職種

私は理系の国立大学に進学しており、そのまま同じ大学の大学院を卒業しています。友人の多くの就職先は、食品や化粧品メーカー、化学系の会社の研究職だったり、理系総合職という職種で就職している人が多かったです。

私も例にもれることなく、研究の仕事ができる企業の面接を受けていました。

就職活動は周りと比べるとあまりうまくいった方ではなく、なかなか決まらずに焦った時期もありました。

何とか終盤で無事内定を2社からもらい、そのうちの1社に入社しました。

職種としては研究職で私の希望通りの仕事でした。

 

転職をしようと思った理由

希望の職種で仕事を見つけることができ、学生の時に想像していた仕事とは少し違いましたが、それでもやりたいことをやれる部分もあり満足していました。

待遇も悪くなく、ブラックという感じではなかったです。しかし入社して1年たったある時、ふと転職をしたいという思いが強くなりました。

理由①職場の人間関係

転職をしようと決定打になったのは人間関係でした。

直属で指導してくださった先輩とあまり合わず、注意されることが多くなりました。

私も注意された際には特に言い返したりせず、わかりました。と反応していたのですが、それでも改善されない様子をみてついに先輩が怒ってしまい、完全に修復は不可能な状況に最終的になってしまいました。

簡単にしか書いていませんが、結構途中は理不尽なことやひどいことを言われたり、私としても嫌気がさしていました。

上司に相談しても、改善されることはなく、むしろその先輩の肩を持ち、ひいき目でみているように感じどうすることもできませんでした。

後から聞いた話では、その上司は先輩と不倫の関係にあったようです。

理由②会社そのものに対する不信感

その会社に入ってみると、かなりの一族経営の会社であることが分かりました。

創業者は亡くなっていましたが、創業者の一族に対して神様と呼ぶような言い方をしていたり、創業者の命日には全社員が集合し話を聞くなど、宗教的な怖さを感じてしまいました。

漠然とそう言った光景をみて、いつか自分も染まってしまうのではないかという恐怖がありました。馴染みたくないと思ってしまいました。

理由③職場の立地

なんでそもそもその会社選んだんだい?というような根本的な理由ですが、

本社が地元から遠く、一生をここで暮らしたいとは思っていませんでした。

そのため、入社時からいつかは転職しようと思っていました。

転職自体は決して悪いことではないと思います。ただ、この『いつか』を入社1年半目に持ってきたのが失敗だと思っています。

 

実際の転職活動

転職サイトに登録

転職活動を始めたのは入社して1年経った2年目の5月でした。

入社して1年で転職活動をしようとする友人はさすがにいなかったので、検索で出てきた転職サイトに登録しました。

登録したサイトと各サイトの対応を簡単に説明します。

アデコ

始めに登録したのは『アデコ』でした。

希望をいくつか登録するとたくさんの求人を見つけることができました。

すぐに担当の方から連絡が来て、面談を行うことになりました。

希望としては、年収と規模は今と同等かそれ以上、研究職、勤務地は関東でお伝えしたところ、そういった求人での応募は難しいという厳しい意見をもらいました。

応募して可能性があるところは大体今いる会社より年収が下がったりしてしまうということでした。

それが、許容できないのであればいま転職するのは得策ではないという面談結果でした。

この時すごくがっかりしたのを覚えています。ただ、今考えれば、この会社のスタイルはとても客観的で現実を教えてくれて親切であったのかもと思いました。

とりあえず、紹介してもらえるものがなかったのでこのエージェントは面談のみで使用しませんでした。

 

JACリクルートメント

少ししてからやはり転職活動をしたいと思い、登録したのがこのエージェントです。

ここでは、個人に担当者がつくわけではなく、各会社ごとに担当がついていました。4社ほどこちらのエージェントを経由して応募し2つ面接まで行くことができました。

なので、2人の担当者とお話しする機会がありました。

1人はとても熱心で、毎回面接の前後で、お話をする機会を作ってくださったりなどとても手厚かったです。そして、その方が担当してくれた会社に8月ごろに無事内定をもらえました。

しかし、その内定をもらえた会社も同族経営だったことがあり、入社を悩んでいました。このままでは、同じことになりかねないと思い決めかねていました。

入社の受諾に関してはかなり待ってもらい、11月まで引き延ばしてもらいました。

今考えたらよくこんな無茶聞いてくれたなと思います。

 

リクナビエージェント

1社の内定を保留していることもあり、JACリクルートメントでの転職活動がやりにくくなったためこちらにも登録しました。

リクナビエージェントでは、各個人に担当がついて、さらに面接に進むと会社の担当者とも面談をしその会社ごとの面接対策の支援をしていただけるというスタイルでした。

ヒアリング、1次面接前、最終面接の前に面談していただき、不安な点や受け答えに関してもアドバイスいただくことができました。かなり手厚くサポートいただけたなという印象です。

こちらのリクナビエージェントで私は今の会社に内定をいただき決めました。

後悔しているポイント

転職先の会社は希望の勤務地、希望の企業規模でした。しかし、たった一つ妥協した点により、今現在この会社に入社したことを深く後悔をしています。

職種を妥協してしまった

内定をいただき入社したのは良かったのですが、この入社にあたって1つ妥協した点がありました。それは、職種です。

研究職ではなく、総合職で採用をいただいたところに入社しました。

実際内定をいただいた会社では研究をする部署もあり、ゆくゆくは希望すれば行くことができると考えていました。面接時にもそういった内容の話をしたので、とりあえず入る際には総合職でも、何年か働いたら異動させてもらえるだろうと。

しかし、ここで働いて2年たちますが、その考え方は甘かったことに気づかされます。

おもしろくないと感じながら無理やり働くことに

実際、転職先でした仕事は私にとってあまり面白いと感じられるものではありませんでした。

始めは、新しく知ることが多く新鮮な気持ちで面白いと思っていましたが、1回覚えてしまうとルーティーンワークに近く退屈だと思うようになってしまいました。

何とか、おもしろさを見つけようと頑張っていましたが、前職でやっていた研究の仕事より面白いと感じることはできませんでした。

別の記事でも書きましたが、上司との関係も良くなく体調を崩し休職に追い込まれました。

復職時に研究部署への異動を願い出ましたが、それも受け入れられず、

総合職で入社している以上、研究への異動はできないという人事の判断が下されました。

第二新卒の専門職の転職

専門職では安易に職種を変えるような転職をしてはいけないと思います。

こんなの当たり前の話かと思います。

しかし、転職を考える状況というのはスキルアップを目指す以外には、どうにかして今の状況を変えたいと、逼迫した状況で行う人も少なからずいるのではないでしょうか。

私も、焦っていてとりあえず転職したらその後何とかしようと思っていました。

でも、会社員は会社の都合で人員を配置します。個人の意見が毎回通るものではありません。

せっかく手に入れた研究職というチケットを自分で手放してしまいました。

普通の中途採用の転職では前職の職歴を活かせる仕事をする(求められている)と思いますが、第二新卒ではその限りではありません。

今やっている仕事内容は好きだけど、職場環境が悪くて転職をしたいと思っている、第二新卒にあたる人は、絶対に職種で妥協をしてはいけないと思います。

20代でいま勤めている会社で苦しんでおり転職活動をしている方に、今を楽になりたいからと言って本当にやりたいことを見失わないようにしてください。

まだまだ、社会人生活の先は長いです。私のように後悔しないようにしてください。